【大人の余暇を演出するアドマラルティー・オイルランプ】

◆E.Thomas＆Willams 社◆
1860年に炭鉱ランプメーカーとして設立されオイルランプを専門に作り続けているイギリス老舗のランプ工房です。
過酷で危険な炭鉱内で働く男達の命を支えてきた丈夫なランプをはじめ大航海時代に使われていた船舶ランプや海軍ランプを今なお作り続けています。

◆歴史を守る優しい光◆
創業以来１世紀以上もの長い間販売され続けた安全なランタンです。
その伝統的なデザインや品質の良さはさまざまな分野で認められ、現在皇室間の贈答品としても使われています。
アウトドアの実用としてはもちろん、その美しさからお部屋のインテリアとしても十分に魅力的です。
使い込むほどに味が出てきて、自分好みに育てていけるのもこのランタンの魅力です。

【デジタルでは代用できないマイナーズランプの歴史と構造】

◆カンブリアンランタン◆
イギリスなどヨーロッパで炭鉱夫が使用していたことからマイナーズランプ（Miner：鉱夫）とも言われます。
空気の薄い炭鉱で炭鉱夫の命を守るために、ガラス面として空気穴を小さく、極力少ない空気で点灯するようになっています。

◆炭鉱夫を守る優しい光◆
マイナーズランプは、オイルタンクと芯棒から成る本体部の上部に通気を制限する金網が設置され、更に上部以外は空気が流入しないように密閉された独特な構造をもつオイルランプです。
上部の金網は燃焼のための酸素を吸い込むと共に、金網の外へ燃焼熱を伝えない役割があります。
これにより炭坑内に引火性ガスが漂っても爆発燃焼を引き起こすことがありません。

◆パズーを守るマイナーズランプ◆
ジブリの「天空の城ラピュタ」で主人公パズーが、ムスカとドーラに追われる序盤のシーン。
炭坑列車の陸橋が崩れてパズーとシータが炭坑に落ち、飛行石が輝いたあの名シーンの後、炭坑内を照らすのがマイナーズランプです。
恐怖と暗闇の中でも温かく包み込むランプの灯は、アウトドアでは欠かせない人気のアイテムです。

◆オリンピックの聖火を守り続ける◆
マイナーランプはオリンピックの重要な役割をも担っています。
オリンピックの聖火はギリシャアテネから開催の地へと運ばれますが、その道中でマイナーランプは活躍しています。
火器の持ち込みが禁止されている飛行機の中においても、マイナーランプは人知れず聖火と共に機内の安全を守っています。マイナーランプへの信頼の高さが窺えます。

【使用方法】

推奨燃料：パラフィンオイル・灯油
※燃焼用ランプ専用オイル（屋内用）を使用されることをお勧めします。

まず風防下部を回して外します。
バーナーの周りにあるギザギザのリングを回して外します。
バーナーを持ち上げてパラフィンを注ぎます。
バーナーを戻し、ギザギザのリングを締めて取り付けます。
芯に着火し、火かき針を用いて炎を約５ミリ程度に調節して下さい。
ランタンに空気流が発生するのを1分程度待ち、必要な高さの炎になったら風防をランタン上部に回し入れ取り付けます。
炎の高さは約２センチを目安として下さい。

■お手入れ
金属磨き剤（ブラッソなど）を軽く塗布し、乾燥した清潔な布を用いて光沢が出るまで磨いて下さい。

■メンテナンス
芯がバーナー管の高さの位置にカットされ、ススなどは拭き取り、ランタンの明かりの妨げにならないようにして下さい。
分解するには風防を外し、ランタンのガラス周りの真鍮リングを剥き出しにします。
先の尖ったものでそのリングを外します。
分解する際には各部品の分解する順番を守って下さい。

■注意事項
燃料を注ぎすぎず、4分の3程度だけ注ぐ様にして下さい。
いかなる種類のアルコール燃料の使用は厳禁です。